クロケット&ジョーンズ
#Crockett&Jones
トレンドの体現者
1879年クロケット&ジョーンズジェームズ・クロケットと義兄弟であるチャールズ・ジョーンズよって聖地・イギリスのノーサンプトンで産声を上げた。当時ノーサンプトンをはじめイギリス各地では手製靴の職人たちが集まって機械を導入した。
クロケット&ジョーンズ社も同じく工場を作り大規模な靴製造工場として、規模を拡大していったのである。そんな靴の製造工場であったクロケット&ジョーンズの第2の戦略は「ブランドシューズ」として進化する事だった。
1877年 社長に就任したジョナサン・ジョーンズにより、ジョナサンはクロケット&ジョーンズ社をリブランディングし「高品質な靴作りにフォーカスした経営」を行った。ジョナサンの戦略は見事に的中。それまでのOEM主体で黒字であったクロケット&ジョーンズ社は「クロケット&ジョーンズ」というブランドとして認知させたのである。
シューズブランド「クロケット&ジョーンズ」の基盤となるのは、やはりどんなリクエストにも柔軟に対応できる力だ。時代の流れを柔軟にキャッチしトレンドを体現する。
その力を養ったのはやはり製造工場時代に行った経験という他のシューズブランドにはない力だ。トレンドを体現する背景には誰よりも地道でありさらに、誰よりもきめ細かな歴史的、裏付けがあったのだ。
1990年代後半からオンリーショップをロンドンのジャーミン・ストリート、シティー、そしてバーリントンアーケードに出店、さらにはパリにも出店と、積極的なブランド戦略を展開した。同年、クロケット&ジョーンズは英国での輸出貢献を認められ、クイーンアワードを受賞。
現在は、ハケット、ジョージ・クレバリー、バーニーズ・ニューヨーク、ポール・スミス、ニュー&リングウッド、ブルックス・ブラザーズ、ロイドフットウェア、ポール・スチュワートなど多くの一流アパレルブランドやビスポークシューズメーカーにも提供している。
伝統は守りながらも、変化を恐れずより良いシューズを作る。そんな姿勢こそが間違いなくクロケット&ジョーンズを世界的ブランドにした理由ではないだろうか。
OEMの技術を持ってはじめた自社ブランドは近年も数々の素晴らしいシューズを生み出し続けている。