コルノブルゥ
#CORNO BLU
福岡から世界へ発信する職人のこだわり
創設者である清角 豊(セイガクユタカ)氏は1970年広島市で生まれた。
元都市計画コンサルタントの清角氏はもともと好きだった革製品作りの目標を叶える為、1999年29歳で単身イタリアへ。イタリアの革小物の工房に勤めたのちの2001年、フィレンツェのロベルト・ウゴリーニ氏の元で修行。
この頃、同工房で修行中だったスピーゴラ(神戸市)の鈴木幸次氏が独立の為帰国。清角氏がロベルト・ウゴリーニ氏の工房で修行中、イル ミーチョ(フィレンツ)の深谷秀隆氏が工房を内で製作をしており清角氏はウゴリーニ氏、深谷氏の2人から靴づくりを学ぶことができた。
2004年、2年の修行を終えて福岡県にて『清角縫靴店(せいがくほうかてん)』を創業。自身のブランド「CORNO BLU:コルノ ブルゥ」をスタート。元都市計画コンサルタントでもある清角氏の計算された精密な靴が日本全国のファンを魅了した。
CORNO BLUは、時代にあった様々な形でのオーダースタイルを展開している。
個人の足を採寸して清角氏が木型(ラスト)を作成し、それを手縫いで仕上げる「誂え靴」や細かく採寸されたベースラストを使って作成する「フリーデザインオーダー」ファクトリーメイドのプレタポルテシューズまでを幅広く扱っている。
ビスポークの場合、通常は福岡の工房での受注がメインとなっているのだが、関東や関西では定期的に百貨店やホテルの部屋なのを使ってオーダー会を行っており多くのファンがその時を待っているのである。
元々はビスポークのみの展開だったが「自分の手がけた靴をもっと多くの人に履いてほしい」という清角氏の想いから他にはない様々なオーダーメニューも誕生。
パターンオーダーやスリッポンの専用オーダーもあり様々な方に合わせた展開を考えられたメニューとなっているところも特徴だ。
既製靴にもまた、清角氏の精密さが随所に感じらて、思わずビスポークなのではと思うほどだ。美しい透明感のあるイルチアカーフだが、メダリオンを打つと革が裂けやすいため、ひとつひとつ手で穴を打っているというこだわり様だ。
革製品に心を奪われた、清角氏がイタリアから持ち帰ったこだわりの技術を日本の顧客のニーズに合わせて展開しているCORNO BLUはこれから益々の発展が期待されている。