メルミン
#Meermin
実用性とデザイン性を兼備したスペインの新鋭シューメーカー
2002年、ホセ・アルバラデホ・ラミス氏が地中海西部に浮かぶスペインの靴づくりの聖地マヨルカ島にて創業。ホセ・アルバラデホ・ラミス氏はスペインの古参ブランドのヤンコの創業者であるホセ・アルバラデホ・プハーダス氏の息子である。
ラミス氏自身も長らくヤンコに属していた。ヤンコの歴史に関わるが、アルバラデホ一族が同族企業として靴の製造を細々と受注して、ブランド化しようとヤンコを創業したのが1961年。
この当時から原材料の製造・調達・設計開発・製造・販売までの流れを一貫した生産方式にこだわり、ソールもラストも自社開発という徹底ぶり。1980年に入ると年間100万足の靴を生産するレベルに達しヨーロッパ最大手レベルのシューメーカーに成長した。
1998年に創業者でCEOだったプハーダス氏がヤンコを去り、2002年に父親に続いてラミス氏も理念の食い違いによりヤンコを抜けることになり、その後ラミス氏が立ち上げたブランドがメルミンというわけである。
自社でラストを削り、手仕上げを行う小規模の伝統的工房を中心に、国内外の契約工場で幅広い靴作りも行う。グッドイヤーウェルト製法と厳選素材を使う一方、価格は手頃なのも特徴。
また革靴のみならずベルトや財布、キーケース、名刺入れといったレザークラフトも製造しており、これらは高くても1万円後半とコスパに優れており、多くのファンに支持されている。