コールハーン
#Cole Haan

高級靴の見た目にスニーカー並みの履き心地を持ち合わせたシューブランド

1928年にトラフトン・コールとエディ・ハーンの2人の兄弟の靴職人が「良い物だけを創る」という信念のもと、アメリカのイリノイ州シカゴで創業。当初は職人技が光る丁寧な作りで、紳士靴のみを製造していたが、後にウィメンズ、子供向けシューズの生産にも着手してブランドの知名度を上げていった。

コールハーンが現在の地位を築くことができた背景には、「アイビー・ルック」というファッションスタイルの存在がある。コールハーンの代表的なモデルのひとつに「ペニーローファー」が挙げられるが、このペニーローファーという言葉を生み出したのが、アイビー・ルックを身に付けていた若者たちだった。

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ペニーローファー

アイビー・ルックとは、1950年代~60年代、アメリカの名門大学に通う若者たちの間で流行したファッションで、いわゆる「ロック」や「ストリート」のようなスタイルの反対で、「上品な着こなし」を指したスタイルである。

アイビールックを好む若者は、ブーツやスニーカーではなく、ローファーやサドルシューズ、チャッカブーツなどが好んで履かれ、理由は諸説あるが、当時の学生たちの間では、ローファーのサドルに1セントコインを挟むことがトレンドだった。

1セントコインは「ペニー」と呼ばれるので、そうした流行から生まれたのが「ペニーローファー」という言葉で、そこからサドルやスリットのあるローファーをひっくるめて「ペニーローファー」と呼ぶようになったようだ。

そして、アイビー・ルックが流行していた当時の若者たちがこぞって履きたがった靴がコールハーンなのだ。そのアイビー・ルックの流行によってコールハーンは一気に知名度を上げたのである。

そして時代は流れ、ブランドは新たな大きな転機を迎えることとなる。コールハーンは1988年、世界的に有名なスポーツブランドであるNIKEに買収され完全子会社となったのだ。

このことがブランドにとって大きな転機となり、品質の高さにさらなるファッション性も加わり、靴のみのブランドではなくトータルブランドとして展開していく事となるのだ。

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それによりコールハーンの名はさらに広がりを見せていく。これまで築き上げてきたコールハーンのクラッシックな革靴に、ナイキエアーの技術を加えて作られたアイテムがルナグランドである。

ルナグランドは革靴にスニーカーのソールという斬新なデザインが特徴のアイテムで、マイケルジョーダンを広告塔に迎えたことも加わり、アメリカだけでなく世界中で話題となった。コールハーンの代表作ともいえるアイテムである。

https://www.colehaan.co.jp

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