ローク
#Loake
英国王室御用達の老舗
1880年にトーマス、ジョン、ウィリアムのローク3兄弟が、イギリスのノーザンプトンで靴作りをスタートする。
1894年、現在も工場を構えるウッドストリートに移転。その当時、20000平方フィートの工場では、300人の靴職人が働いていた。第1次世界大戦中はイギリス軍用にブーツを供給。またロシア軍にもコサックブーツを製造していた。第1次世界大戦後も海軍・空軍向けのシューズを製造。
ロークのシューズは、ノーザンプトンを拠点とするエドワードグリーンやチーニー、クロケット&ジョーンズ、トリッカーズなどと同じく、グッドイヤーウェルト製法で作られる。また他の紳士靴ブランドと比較してややリーズナブルな点も特徴。
モッズカルチャーがイギリスで流行した際、ポール・ウェラーが履いたこともあり、ロークのシューズはモッズの象徴のような存在になったことでも知られる。ロークは創業から100年以上の歴史を誇り、今でも1足作り上げるのに8週間(200工程)を要する靴作りを続けている。
決してぶれることなく、履く人のことを考えたロークの靴作り精神は英国王室にも認められ、2007年には英国王室御用達に認定された。英国御用達でもあることから英国靴らしいクラシックで伝統的なスタイルの靴が高い支持を集めています。また、甲に飾りのついたロークのタッセルローファーを1980年代のイギリスのミュージシャン達が愛用したことから、タッセルローファーのファンも多いブランドです。
多数あるラインの中でも、ロークの創業年を冠した最上級ライン「ローク1880」は、ロークの中で最も高級かつトラッドを意識したラインであり、ローク1880の靴には他のラインよりワンランク上の上質な素材を用い、熟練した職人がベンチメイド(全ての製造工程を一人の職人が手がける製靴スタイル)で仕上げるという徹底したこだわりで作られるローク1880は、まさにロークの集大成ともいえるラインである。