アレン・エドモンズ
#Allen Edmonds
アメリカの歴代大統領に愛された安定感の高い靴作り
1922年、アメリカのウィスコンシン州でアレン・エドモンズ氏が、「世界で一番豪華で履き心地のいい、手作りの靴を作りたい」という理念を掲げ創業。釘を使わず、堅い鉄のシャンクも使わない、歩くたびに屈曲する足にあわせてフレキシブルに曲がる靴が米国紳士に愛され、一躍その名が世界に広まる。
今では米国を代表する高級紳士靴ブランドに成長。アレン・エドモンズは「360度グッドイヤーウェルト製法」と言われるもの採用しており、読んで字の如く、前部だけでなく360度全部がこの製法で作られているので、長時間の歩行に向いていると言われている。
アレン・エドモンズの製靴工程は、212にも及び、これは創業時から変わらずに続いており、現在も700人以上の熟練した職人が5つの工場に分かれ、伝統を受け継ぎながら靴作り続けている。
特にこの写真のように、コルクを中底全面にひく手法は、おろし立ての新品の靴であっても足に馴染みやすい柔軟さを生んでいる。
また、今では当たり前のように多くのアメリカのシューズメーカーは、他国で靴を生産しているなか、アレン・エドモンズは自国で生産するスタイルを曲げていない。
過去に経営難に陥った時でも品質の低下を懸念して、頑なに自国生産を貫いてきた。アレン・エドモンズの紳士靴は、歴代のアメリカ大統領が愛用していたことでもよく知られている。
ジョン・F・ケネディ、ジョージ・ブッシュ、ビル・クリントンなど、世界中で有名な大統領達が履いてきた。現在でも、大統領がホワイトハウスに初登頂するときはアレン・エドモンズの靴を履くことが習わしになっている。