バリー
#Bally
「最上の最高の日常着」をコンセプトに掲げるスイスの老舗ブランド
1851年、スイスのシェーネンヴェルトにてカール・フランツ・バリーが創業したファッションブランド。最高級のレザーを使った、機能的でモダンなデザイン性の高い靴の開発を始める。
当時はリボン製造業社であったが、パリ出張の際、パリジェンヌの靴に惹かれた彼は、靴の開発を始めた。1870年代には、イギリスやアメリカから最新技術を取り入れた工場など、製造ラインの効率化を成功させ、その規模を拡大させていく。
1976年以降からは靴だけではなく服飾や鞄、レザー製品も展開し、トータルファッションブランドとなる。ブランド発祥の国であるスイスに誇りを持ち、そこから着想を得たデザインの商品もある。
バリーの象徴ともいえる赤と白のストライプも、1930年代にアルプスの山々を駆け抜ける機関車が掲げていたスイス国旗からインスピレーションを受けたものである。
バリーがこれまでに発表してきた靴の種類は、数え切れないくらいの数になります。比較的安価なものから高級なものまで揃っており、価格帯や使われている素材や製法は様々なので、バリーの靴の特徴を一言でまとめるのはなかなか困難だ。
世界中の人々が履くシューズを作るブランドは、非常に多くの木型を持っているが、バリーも大量の木型を所有していること、それは世界中の人々がバリーのシューズを選んできたという事の証なのだ。
ブランドとしての軸は保ちつつ、新しいものも取り入れながら常に成長、進化し続け、ブランドとしてのマーケティングも大切にしながら、良いものを作り続けていくことで多くの人に認められ、愛されるブランドへと成長するということがバリーの根本的な考えとして根付いている。
それがまた、時代の流れに左右されないブランドとしての強さを確固たるものとしていくのでしょう。常に新しいデザインと機能性を追求、挑戦し続けるブランドであり、創業者であるカール・フランツ・バリー氏のものづくりに対する強いこだわり。それがブランドの哲学としてきちんと受けつがれ、製品作りにもいかされているのです。